最新版

  • 第246回 ~LNGの不都合な新説~の巻
    (04/17 12:00)

    バックナンバー

    過去の記事

    第242回 ~これから洋上風力産業が「アツイ」?! ~の巻(2024年2月21日)

    かめりん、いま、日本の洋上風力発電事業が熱いって知っている?

    熱いってどういうことかしら?

    経済産業省と国土交通省は1月19日、青森県沖の日本海(南側)と山形県遊佐町沖の2海域を対象に、洋上風力発電事業者の公募を始めだんだ。発電設備の合計出力は105万kWほどで原子力発電所1基分(100万kW)に相当するよ。

    自然の力で100万kWを出力し、二酸化炭素(CO2)も排出しないのはすごいわ!

    今回のプロジェクトが、国による大規模洋上風力発電事業の第3弾となる。『再エネ海域利用法』で促進区域に指定されており、発電事業は最大30年間延長出来るよ。

    長期間わたって事業を営むことができるのは、企業にとってありがたいことだね。洋上風力発電への投資が加速されると期待されるね。

    政府は脱炭素対策の一環として、2030年度時点の電源構成における再エネの割合を36~38%(計3,360~3,530億kWh)とすることを目指している。なかでも洋上風力は、再エネの主力電源化に向けた重要な発電方式と位置付けられているよ。2030年前後に洋上風力発電を10GWに増やすことを目標にしている。発電事業者が長期間にわたって発電出来ることが政府のねらいだね。

    今後、有望な区域を対象に次々と公募が始まるの?

    エネ庁が公開した資料によると、現在は北海道から九州まで20区域が指定されているよ。地元住民、漁協や組合などの許可を得たうえで、プロジェクトの環境アセスや風力調査などを実施。手続きが完了次第、順次公開する予定だよ。

    多くの区域で発電事業者が決まれば、風力関連産業も活気づくわ!

    そのとおり!政府の後押しで、洋上風力の産業競争力強化に向けた基本戦略を構築しているいるようだ。一見、風力発電は風車とタワーしかないと思われがちだけど、実は内部を覗けば関連部品約3万点にのぼるよ。

    それだけ部品が多ければ、その地域に風力関連産業の集積や雇用が生むわ。ちなみに政府はどんな戦略を構築するの?

    まず、国内市場を創出することで民間企業の資金投資を促す。さらにサプライチェーンを育成し、サプライヤーの競争力を強化する。培ったノウハウを海外に展開することも構想しているようだね。

    なるほど、脱炭素社会に向けて官民一体で新しい産業を創出してほしいね。

    【お知らせ】
    このコーナーに対するご意見、ご質問は、下記まで
    電話  03-3552-2411
    メール info@rim-intelligence.co.jp

    (文:方 )
    クイズに挑戦してみよう!
    今回の
    「やさしいエネルギー講座」から出題!

    洋上風力発電の海域占有期間は最長何年まで延長できる?

    正解と思ったボタンを押してみよう。

    エネルギーの知識をさらに深めたい人は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会の検定に挑戦してみよう!

    https://www.energy-planner.jp

    (リム情報開発は、一般社団法人日本エネルギープランナー協会を応援しています)