第218回 ～水素燃料電池自転車！～の巻(2023年3月8日)
かめりん、水素が利用されるているところと聞いて、思い浮かぶのはどんなところ？
身近なところで言えば、水素燃料電池を使ったバスくらいしか分からないわ。
僕たちの目に触れる範囲ではバスくらいかもしれないけど、実は産業界などでは広く使われているんだ。石油精製、ロケットのエンジン燃料、金属製造などで使われているよ。
そんなにいろいろなところに使われているのね。
実は最近、水素燃料電池を搭載した自転車が中国で登場したんだ。電動自転車と同じように電動アシスト機能が付いて、坂道でも楽々登ることができるよ。
ついに自転車にまで水素が使われる時代が来たのね。
中国の自転車メーカーが2月9日に、折り畳み式の水素燃料電池自転車を発表したんだ。16インチ・重さ19.5㎏で、販売価格は日本円で10万円(為替1元＝20円で計算)を予定している。
アシスト機能がついてその価格はお手頃ね。でも、一般家庭でどうやって水素を充填するの？
メーカーは水素燃料電池自転車の発売とともに、小型家庭用水素製造機も販売する予定なんだ。
なるほど！消費者の心配を解消することで、新しいモビリティが普及するといいわね。
交換可能な水素カートリッジ本体の重さは2.5㎏で、1回充填すれば45キロメートルの走行が可能なんだ。
でも水素って爆発する心配があって、ちょっと怖いわ。安全性はどうなのかしら？
カートリッジはペットボトルほどの大きさで、衝撃、高温などの耐久テストをクリアしているよ。実はこのメーカーは既に、2021年から上海や江蘇省など中国の複数都市で水素燃料電池自転車のシェアサイクルを始めている。いまのところ爆発事故は発生していないというよ。
水素エネルギーは21世紀で最も注目されるクリーンエネルギーの１つ。こういう技術がどんどん広がってほしいわ。
カーボンニュートラル社会に向けて、私たちも日常生活の中で意識や行動を変えていかないといけないね。
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(文：方 )
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