7日 原油は上昇 OPECプラスの協調減産や米株高で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ28セント高の50.91ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同24セント高の54.54ドル/バレルと、いずれも上昇している。 米エネルギー情報局(EIA)が6日発表した週間在庫統計によると、米原油在庫が前週比800万バレル減少した。減少幅が市場の事前予想210万バレル減を大幅に上回ったことで、需給緩和懸念が後退し、買いが先行した。イランの地政学リスクも意識され、WTIはおよそ10ヶ月ぶりに1バレル50ドル台を付けた。第一商品フューチャーズ24の村上孝一課長(写真)は「OPECプラスが協調減産の維持を表明したことや、米国株式相場の上昇も原油高を後押ししたと思われる」と指摘した。一方、新型コロナの変異種の感染拡大が続いており、欧州などで都市封鎖が再び広がっている。同氏は「原油相場の上値は重い」と付け加えた。 日経平均株価は前日比555円26銭高の2万7,611円20銭で推移している。ドル円相場は1ドル=103.19円と、前日の17時時点(102.75円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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