記者の眼記者の眼

第265回 (2024年10月2日)

 私の住んでいる横浜市では、101日から市内の半数となる9区でプラスチックごみの分別方法が変更となる。プラスチック製容器包装に加え、歯ブラシ、バケツ、ちりとりといったプラスチック製品も「プラスチック資源」として収集されることになる。これまで燃やすごみとして処理されていたプラスチック製品も資源として回収し、リサイクルすることで、温室効果ガスを削減することが狙いという。

 

 プラスチック製品のリサイクルは202241日施行の「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づき、市区町村が、容器包装リサイクル法に規定する指定法人に委託するか、再商品化計画を作成して国から認定を受けることで進められる。すでに横浜市以外の一部の自治体でもプラスチックごみの分別方法を変更しているようだ。

 

 素人目線では、これまで容器包装だけがプラスチックごみとして分別されており、同じプラスチックで出来ていても製品のごみは除外となっていたことに疑問があった。プラスチック製品をリサイクルするために、法律の整備や、制度を通じた認定などが必要になるとは、ちょっとした驚きと新たな学びがあった。今後全国で燃やすごみの量がさらに減っていき、温室効果ガスの削減も進んでいくことを願っている。

 

  

(田鎖)

 

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