石油化学=4月8~12日:ベンゼンは反落、原油相場安で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は週後半に弱含む場面がみられた。米国の取引時間に原油相場が下落したことが材料となった。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場は週を通じて軟調に推移した。連休明け後、中国の鄭州商品取引所でPTA先物相場の基調の弱さが嫌気された。中国国内ではPTAの在庫水準が上昇しているようだとの指摘も聞かれた。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン市場は、誘導品の需要が弱いこともあり買い気が低調となった。韓国では、一部の石化メーカーが4月からエチレン設備の稼働率を引き上げており、販売余力が拡大しているとみられる。
アジアのプロピレン市場は様子見ムードが中心となった。
北東アジア市場では、売り手は供給タイトを背景に販売を急いでいない。一方、需要家は国内品または長期契約で賄っており、スポットに対する買い気が乏しい。
東南アジア市場でも設備の定修が続いており、供給に引き締まり感がある。
アジアのブタジエン市場は需給引き締まり感が続いている。
北東アジア市場では、売りものが少ない一方、需要家の買い気が続いており、需給に引き締まり感がある。アジア域内の石化メーカーの減産および定修が続いているうえ、域外品の売り物が見られないなか、供給にタイト感がある。
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