石油化学=4月1~5日:ベンゼンが一段高、原油や米国ベンゼン高で
【アロマティクス】
韓国積みのベンゼン相場は大幅高となった。原油相場が上昇したほか、輸出先である米国のベンゼン相場が堅調に推移したことを受けた。北東アジア着のパラキシレン(PX)相場も原油相場の動きを映し堅調な動きをみせた。またベンゼン、PXいずれも設備の定修による供給減が見込まれることが相場の支援材料となっている。
【オレフィン】
北東アジア着のエチレン市場は、中国と台湾が4日から清明節の連休入りしたこともあり、商談が低調となった。中国では複数のエチレン設備で定修が予定されているものの、積極的な買い気が見られない。
アジアのプロピレン市場は全般的に静かな商況となった。
アジア域内で複数のナフサクラッカーが定修入りしているため、スポット売り物が少ない。こうした状況下、売り手は販売を急いでいない。一方、需要家の買い気も強くないため、商談が閑散となった。
アジアのブタジエン相場は引き続き堅調に推移。
北東アジアのブタジエン市場では、供給にタイト感があるなか、売り手は販売を渋っている。一方、需要家は依然として必要玉を買い終えておらず、買い気が強い。
東南アジア市場では、フィリピンのJGサミットが5月積みの販売入札を実施。
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