国内石油製品=2月12~16日:陸上ガソリン、京浜で製油所トラブル頻発
陸上ガソリンは、原油高や円安を受け、系列仕切り価格を実質ベースで2週連続の引き上げとなり、卸業者からの踏み込んだやり取りが後退。この2週で補助金の減額が進み、補助金の増減に敏感な卸業者は一歩引いたことも地合いを軽くしている。ただ、第4週の系列は切り改定では、再び補助金の増額も見込まれるため、卸業者の一部からは踏み込んだ出物が広がる可能性もありそうだ。
千葉は週間比で1円高の131.75円、阪神が同0.65円高の130.5円。京浜地区ではENEOS鹿島、根岸、コスモ千葉、出光京浜と複数の製油所で装置トラブルが頻発。海上玉を含めて元売りの買いとみられる大口の市中調達が表面化したことも余剰玉の整理につながっている。
気象庁の週間予報によると、23~25日の三連休は全国的にぐずついた天候となり、関東や関西では曇りや雨の見込み。また、関東地区では23日に気温が大幅に下がる予想もあり、行楽日和だった10~12日の三連休とは対照的となりそうだ。天候具合はガソリンの小売販売に大きく響く要因の一つとして挙げられている。
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