原油・コンデンセート=1月29日~2月2日:INPEXが4月積みを販売
中東 4月積みアブダビ産の商いでは、INPEXがマーバンのスポット販売に動き、2カーゴを欧ガンボーへ、1カーゴを中国国際連合石化(ユニペック)へそれぞれ販売した。いずれも価格はOSP指標に対して20セント前後のプレミアムだった。さらにINPEXは4月積みダス1カーゴを欧ビトールにOSP指標に対して3セントのプレミアムで販売した。加えて、INPEXは4月積みアッパーザク2カーゴ販売した。欧グレンコアへ1カーゴをOSP指標に対して5セントのディスカウントで販売するとともに、他の50万バレルをユニペックへ同4セントのディスカウントで販売した。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 米国産原油のアジア向けの商いでは、韓国のSKエナジー、GSカルテックスと太陽石油が5月着の米国産原油を手当てした。SKは仏トタルエナジーズからWTIライト(WTL)とイーグルフォード50を計200万バレル、GSカルテックスはWTL200万バレルを米シェブロンから購入したようだ。いずれも価格はCFRベースでドバイ市況に対して4ドル台前半のプレミアム。太陽石油はWTIミッドランドを購入したとみられる。入札関連のニュースでは、インドのIOCは29日に締め切った3月上旬積みのスウィート原油の入札で、既報の米国産WTIミッドランドを計200万バレルに加えて、アンゴラ産ネンバとナイジェリア産アグバミも手当てしていたことが判明した。
南方 3月積みマレーシア産コンデンセートの商いでは、マレーシア国営ペトロナス実施したムダの販売入札をタイ石油公社(PTT)が落札した。落札価格はDTDブレントに対して3ドル台のディスカウントだったとみられる。一方、ペトロナスが実施した3月積みカケラワラの販売入札も同指標に対して3ドル台のディスカウントで落札されたもよう。落札者はメジャー1社だったとの情報が寄せられた。 3月積みコンデンセートの商いでは、豪ウッドサイドが豪州産プルートを韓国のSKエナジーにDTDブレントに対して8ドル台のディスカウントで販売したと伝えられた。
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