原油・コンデンセート=7月18~22日: IOCがマーバン購入、トタルが販売
中東 インド国営石油(IOC)は今週に締め切った9月積みを対象とした買付け入札で、中東産原油としてアブダビ産マーバンを100万バレル購入した。売り手は仏トタルエナジーズとみられている。同社は先週締め切った買い付け入札でも、マーバンを100万バレル購入していた。同社は今回の入札で、西アフリカ産原油を300万バレル購入している。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ 9月北東アジア着の米国産WTIの市況連動相場は、ドバイ市況に対して12.65~12.75ドルのプレミアムに下落した。米国内のガソリン需要が後退していることが、WTI原油の相場下落につながった。台湾中油(CPC)は21日に締め切ったスウィート原油の買付け入札で、10月着の米国産WTIミッドランドを400万バレル購入した。価格はCFR台湾で、DTDブレント指標対して5ドル台後半のプレミアムと伝えられた。これはドバイ市況に換算した場合、12.70ドル前後のプレミアムに相当する。
南方 タイ石油公社(PTT)は、20日に締め切った同国石化IRPC向けとなる9~10月着のスウィート原油を対象とした買付け入札で、落札を見送ったようだ。応札価格が総じて割高で同社の希望に見合わなかったうえ、IRPCで定期修理が予定されていることもあり、タームカーゴの引き取りで需要を満たすことにしたため、スポット購入を見送ったとみられる。
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