原油・コンデンセート=6月27日~7月1日:8月限マーバン、6月中の平均は117.53ドル
中東 ICEアブダビ先物取引所(IFAD)の2022年8月限マーバン原油のシンガポールマーカー価格の6月中の月間平均値は、117.53ドルとなった。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ国営石油会社(ADNOC)はこれを8月積みのマ-バンのOSPとして採用する予定。一方、ウムルル、ダスおよびアッパーザクムの8月積みのOSPは近日中に発表される予定。
アフリカ・欧州・ロシア・アメリカ インドネシア国営プルタミナは6月28日に締め切った8~9月着スウィート原油を対象とした買付け入札で、ナイジェリア産エスクラボス、エギナおよびアゼルバイジャン産アゼリを購入したことが明らかになった。このうち、エスクラボスの売り手はシェル、エギナが仏トタルエナジーズと伝えられた。
南方 8月積みの豪州産NWSCの市況連動相場は、DTDブレントに対して10.95~11.05ドルのディスカウントに上昇した。ナフサのクラックスプレッドが一時期より回復していることに加え、これまでの相場下落により割安感が出てきて相場が反発した。豪ウッドサイドとBHPビリトンは既報のとおり、これまでに上旬積みと中旬積みのNWSCを各1カーゴ販売している。その後、これらの価格はDTDブレントに対して11.00ドル前後のディスカウントだったことが判明した。このうち、中国国際石油化工(ユニペック)が1カーゴを手当てしている。
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