東名阪の陸上製油所出しは週半ばに急落した。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが仕切り価格を実質6.4円引き下げた。これを受け、卸各社が販売価格を引き下げ、相場に強い下押し圧力がかかった。週後半には7月渡し商談に移行した。6月末の需給逼迫状況が緩和されたことも下げ要因となった。
一方、7月のガソリンは堅調さがみられた。主要出し元が月次販売枠を削減したことなどから品薄感が広がった。少ない自玉を温存するため、他社玉を積極的に買い集める業者が多かった。海外高で輸入玉が入ってこない影響を受けやすい中京エリアは週末に製油所、9号地ともに市況が押し上げられた。