東名阪の陸上製油所出しは軟調に推移した。ENEOS、出光興産、コスモ石油マーケティングが23日以降の仕切り価格を実質0.6円引き下げたことを受けた。また、前週まで温存されていた月間市況連動玉の消化売りが一気に進められ、相場の圧迫要因となった。元売り各社が翌週の仕切りを急激に引き下げるとの観測が出ており、先安観が強い。需要家の買い気が急速に減退し、浮遊玉の消化が遅々として進まないことから需給が緩んだ。とくに軽油でこの傾向が強く、販売力がある有力ディーラーが積極的に消化売りを進めた。これにより相場の下げが早かった。