LPG=9月20~24日: 相場は原油高で続伸するも、供給は潤沢
CFR極東:
先週の極東着相場は堅調な原油相場を背景に続伸した。Rim Asia Indexは21日時点で、プロパンが804.13ドルと17日比7.75ドル高、ブタンが809.13ドルと同7.75ドル高。ただ、CFR極東着市場ではプロパン単体の供給が潤沢とみられている。10月後半着プロパン2万3,000トンが5カーゴ前後、成約されたもよう。
FOB中東:
10月CP予想はプロパン、ブタンともに770ドル前後に上方修正された。原油相場の上昇が背景。10月22~26日積みプロパン4万5,000トンが22日に778ドルで成約された。加えて、10月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンも10月CP対比2ドルのプレミアムで成約されたようだ。
日本国内:
先週の陸上市場は、京浜のプロパン相場が買い気の回復を受け上昇した。一部のディーラーがスポット玉を物色しており、81,000円台半ば~後半で買いアイデアを寄せている。また、10月CPが9月CPを大幅に上回るとの先高観の高まりを受け、需要家から月末渡しの追加供給の要請を受けている向きもいるようだ。一方、売り手も見えている。売り手1社は唱えを81,800~81,900円で寄せ、買い手の追随を待つ構え。一方、ブタンは80,000円台前半で買唱えが聞かれる一方、売り手は80,500~81,000円での販売を検討中。海上市場では、中京のディーラー1社が届けベースの入札を通じ、ブタン1隻を元売り1社から手当てした。
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