国内石油製品=9月6~10日: 陸上市況は小動き、方向の定まらない展開
東名阪の陸上製油所出しは小動きで推移した。原油相場が上下変動を繰り返し、先行きの方向感が定まらない展開が続いた。ENEOSなど主要出し元各社が週半ばに仕切り価格を引き下げたものの、下げ幅が小さかったことも影響した。元売り各社は翌週も小幅に値下げするとの見方が強いが、据え置きと予想する向きも一定程度みられるなど明確な方向性を定めづらい展開だった。
ガソリンは出物が少なく、比較的底堅かった。一部の元売りがガソリンを作る二次装置に不具合を抱え、海上で市中買いを進めたため浮遊玉が少なそうだ。一方、中間三品は地合いが弱い。大手自動車メーカーが全国の工場の稼働を一部停止したことなどから需要が後退、荷余り感が出た。
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