東ガス・大ガス=UAEでのメタン計画、INPEXと現地企業の調査に参加
東京ガスと大阪ガスは、INPEXと再生可能エネルギーのマスダールがアラブ首長国連邦(UAE)で進める合成メタン製造計画の共同調査に参加する。23日の4社の発表によると、UAEの構成国であるアブダビでの共同調査により、製造で二酸化炭素(CO2)を排出しない「グリーン水素」やCO2などの原料調達から製造、輸送までの経済性と、アブダビでの合成メタン製造によるCO2削減効果を評価する。東ガスと大ガスは、年間のガス需要量の1パーセントに相当する量の合成メタンを引き取る計画。 INPEXとマスダールは昨年7月、合成メタンの原料調達、製造、輸送までの供給網全体の検討で合意し、共同調査の契約を締結した。一方、東ガスと大ガスは、2030年までにそれぞれの都市ガスの年間需要量の1パーセントを合成メタンに置き換える方針。2050年までに国内外の事業を通じ合成メタンの普及拡大も目指すという。
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