エクイノール=SSEサーマルと共にトリトン・パワー買収、水素移行で
エクイノールとSSEサーマルは、英国の脱炭素化に貢献するという目標に向け動きを強めている。両社は、エネルギー転換インフラ投資家のエナジー・キャピタル・パートナーズ(ECP)から電力会社トリトン・パワーを買収し、サルテンド発電所で水素を使用する準備を始めている。
トリトン・パワーの買収に含まれる主要プラントは、1.2GWの設備容量を持つサルテンド発電所で、天然ガスを使用する従来のコンバインドサイクルガスタービン(CCGT)だ。この発電所の主な役割は、太陽光と風力が低出力の期間に電力を供給することとなっている。エクイノールとSSEサーマルは現在、2027年から最大30%の水素を使用する発電所の準備作業を開始しており、最終的には100%の水素運転に拡大するという目標を持っている。
水素は、炭素回収と貯蔵によって天然ガスを水素に改質し、CO2の95%以上を回収するエクイノールのサルテンド水素プロジェクト由来となり、サルテンド発電所は水素プロジェクトの主要顧客となる。この買収により、エクイノールとSSEサーマルは発電の柔軟な脱炭素化を開始すると同時に、産業用の低炭素水素生産のけん引役としても貢献することができるとしている。
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