旭化成=樹脂製品5種の「CO2排出総量」、データ提供開始へ
旭化成は20日、樹脂製品5種に関連する温室効果ガス(CO2)の排出データを5月から顧客に提供すると発表した。提供するデータは、原料調達から廃棄するまでの過程で排出する総量を示す「カーボンフットプリント」。旭化成は自動車や電子部品などの部品材料として利用される同社のレオナ、テナック、テナック-C、ザイロン、サーミレンについて製品ごとに総量を算出する基盤をNTTデータと共同で構築し、今月から運用を開始したという。 旭化成は今回のカーボンフットプリントの算出機能を2020年度に構築した経営情報基盤に組み込んだ。算出基盤の機能拡張により、(1)調達原料から輸送、外注加工、自社製造・出荷までの排出量網羅、(2)複雑な供給網に対応し、最終製品別に月次での算出、(3)経営情報との組み合わせによる価格と排出量の分析―が可能になったとしている。
図の出所: 旭化成 記者発表
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