東ガス=非FIT・FIP向け再エネ需給調整サービスを開始
東京ガスは18日、非FIT・FIP(*1)の再生可能エネルギー電源を扱う再エネ発電事業者向けに、需給調整サービスを開始した。新サービスは、(1)電気と非化石価値(*2)の買い取り、(2)再エネ発電の予測・発電計画の作成と電力広域的運営推進機関への提出、(3)インバランス費用(*3)の負担―により、対象業者の需給調整や市場取引などといった業務負担の軽減を図るもの。加えて、サービス提供期間を最大20年間とすることにより、事業者の投資予見性の向上にも寄与するとしている。対象地域は沖縄を除く全国。サービス価格は案件ごとに協議して決定する。
*1: FIT、FTPともに再生可能エネルギーを促進するための支援策。FIT=再エネで発電した電気(再エネ電気)を固定価格で買い取る制度。電力会社が買い取りの義務を負う。非FIT電源は買取制度の対象期間が終了した電源。 FIP=再エネ発電事業者が卸市場などで売電し、その売電価格に対し一定のプレミアム(補助額)を上乗せする制度。2022年4月から導入 *2: 再生可能エネルギーで電気をつくる電源(非化石電源)が持つ「温室効果ガスを排出しない」という環境的な価値 供給する電力の計画量と実績量の間で過不足が生じた場合、その調整のための対価として支払う料金 *3: 供給する電力の計画量と実績量の間で過不足が生じた場合、その調整のための対価として支払う料金
図の出所: 東京ガス 記者発表
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