エフビットコミュニケーションズは19日、高知県本山町の「本山バイオマス発電所」(出力約1,990kW)と発電所に併設する「次世代型園芸施設」の竣工式を18日に行ったと発表した。木質チップを燃料とする同発電所は3月18日に火入れ済み。発電で生じる熱、二酸化炭素(CO2)はパプリカ栽培を手掛ける次世代型園芸施設に供給する。熱は温度調整、CO2は植物の光合成に役立てる狙いだ。CO2の活用まで見越した発電所は全国的にみても珍しい。発電で生じたCO2を捕集し使用することで、正味のCO2排出がマイナス状態となる「カーボンマイナス」(カーボンネガティブ)が実現できる。