イーレックス=ベトナムで新規バイオマス事業検討へ、35年に4.3GW
イーレックスは3月31日、ベトナムで新規のバイオマス発電、バイオマス燃料事業を検討し始めたと発表した。同国の電力需要は2020年実績の2,160万kWhから30年に4,910万kWh、8,770万kWhまで増える見通し。国内では未利用のバイオマス資源が年間1億2,000万トン発生するほか、新しいバイオマス燃料の開発も見込める。同社はこうした状況を商機とにらみ35年までにベトナム国内で合計4.3GW分の新規バイオマス事業を検討している。内訳は未利用バイオマス由来が1.4GW、今後の燃料利用が有望視されるイネ科の植物「ソルガム」など新たなバイオマス由来が0.6GW、既存石炭火力の混焼が2.3GW。また40年以降の事業規模を合計8GWまで伸ばすことも視野に入れる。内訳は未利用バイオマス由来が1.4GW、新たなバイオマス由来が2GW、既存石炭火力の混焼が4.6GWとなっている。
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