三菱UFJ銀=炭素クレジット事業などで仏エンジ―と協業
三菱UFJ銀行は29日、仏電力大手のエンジ―と日本企業に対する脱炭素の支援事業で協業すると発表した。同行は、エンジ―の炭素クレジット(カーボンクレジット)を企業に提供する。日本政府は2050年のカーボンニュートラルを実現するため、温室効果ガス削減の促進策の一環として炭素クレジット活用の枠組みを検討中。エンジ―との協業は、政府の動きを受けて三菱UFJ銀が企業の炭素クレジット取引を支援することが狙い。加えて、同行はエンジ―と共同で再生可能エネルギーや水素などの事業開発も目指す。 三菱UFJ銀によるとエンジ―は脱炭素の支援事業で10年以上の実績を積み、グリーンコーポレートPPA(*1)やグリーン電力証書(*2)、エネルギートレーシング(*3)、カーボンオフセット(炭素排出量の相殺)などのサービスを扱っているという。
*1: コーポレート・パワー・パーチャス・アグリーメント(PPA)=需要家と発電事業者が長期の電力(再エネ由来)購入契約を結ぶ形態 *2: 再生可能エネルギーで作った電力の環境価値を示す証書 *3: ガス、液化天然ガス(LNG)、電力などエネルギーの原産地とその二酸化炭素排出原単位(一定量の電気をつくる際に排出される二酸化炭素の量)を証明するサービス
|
東京 : 電力チーム 戸塚 03-3552-2411Copyright © RIM Intelligence Co. ALL RIGHTS RESERVED.