出光=ベトナムでブラックペレット製造、30年に年産200万トン体制へ
出光興産は21日、ブラックペレットの大型製造プラントをベトナムのビンディン省に建設すると発表した。ブラックペレットは木質ペレットを半炭化させ熱量を高めたもので「出光グリーンエナジーペレット」の商品名で販売する。建設に先立ち現地の既存ペレットメーカーに出資する形で新会社「出光グリーンエナジーベトナム」を設立した。プラントの年産能力は12万トン。アカシアを主原料に2022年上期の稼働開始を予定している。
ブラックペレットの大型プラント建設は日系企業で初。出光はマレーシア、インドネシアでもペレットの生産計画を打ち出しており、今後3年で年30万トン、2030年に同200万トンの供給体制を整える構えだ。同社はこのほか2022年後半の商業化をめざしマレーシアでパーム椰子の果実房(EFB)からのバイオマス燃料製造計画も進めている。
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