伊藤忠=シンガポールで舶用アンモニア燃料サプライチェーン共同開発
伊藤忠商事は17日、VOPAK社、商船三井、PAVILION ENERGY社、TOTAL社とシンガポールにおける舶用アンモニア燃料供給に関する共同開発への取り組みについての合意に至ったことを発表した。同社は、2020年6月にシンガポールにおいてアンモニア貯蔵タンク及び関連設備を保有運営するVOPAK社と同目的の覚書を締結していた。今回、シンガポールでLNG燃料供給事業を展開している商船三井、PAVILION ENERGY社、TOTAL社を迎え、シンガポールにおける舶用アンモニア燃料サプライチェーン構築の更なる進展を目指す。
今回の合意は、シンガポールにおける舶用アンモニア燃料のサプライチェーン(陸上・海上施設およびアンモニア燃料供給船)の共同開発を加速させるものだ。伊藤忠商事は、本件をパートナーと共同で推進しているアンモニア燃料船開発統合型プロジェクトの一環として位置付けており、国内外の各企業、関係省庁とも協力し、温室効果ガス削減に向けた取組みを進めていく。これらの取組みを通じて持続可能なエネルギーシステム構築を加速し、新中期経営計画の基本方針であるSDGsへの貢献・取組強化を着実に実行し、低炭素化社会の実現を目指すとしている。
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