エキノール=マースクを風力設置船のサプライヤーに選択
エキノールとBPの合弁会社であるEmpire Offshore Windは、Maersk Supply Serviceに新造風力設備船(WIV)の傭船契約を授与したと29日に発表した。この船は、Kirby Offshore Windが建造・運用する米国製のはしけやタグボートとともに、プロジェクトのVestas V236-15MWタービンの設置に使用される。
この新造船は、2020年代半ばにエンパイア・ウィンドIとIIの運用に準備が整う予定。マースクは、ジョーンズ法準拠の拡大に伴い、風力タービンの設置を提供する船舶コンセプトを開発した。
エンパイア・ウィンドⅠとエンパイア・ウィンドⅡは、米国東海岸沖の洋上風力発電プロジェクトのポートフォリオの一部であり、再生可能エネルギーの収益性の高い成長を加速し、2030年までに12~16GWの再生可能エネルギー容量を設置するというエキノールの目標を実現するための重要な構成要素となっている。
マースクの船は、2つの新造タグ船とバージによって支えられ、サウスブルックリンマリンターミナルからニューヨーク州ロングアイランドの南東15〜30マイルに位置するエンパイアウィンドリースエリアに風力タービン部品を輸送する。はしけとタグボートは、Kirbyの子会社であるKirby Offshore Windによって建設および運営される。このコンセプトは、はしけがステージングポートからタービン部品を継続的に輸送している間、船舶が運転し続けることができることを保証するとしている。
完成すれば、エンパイア・ウィンドⅠとⅡはニューヨークの100万軒以上の家庭に電力を供給することになる。本プロジェクトは、米国とニューヨーク州のエネルギー移行目標を達成するための多大な貢献になるという。