EEX=電力の日次物が360MWの大商い、寒波再来でヘッジニーズ急増
欧州エネルギー取引所(EEX)が運営する日本の電力先物市場で5日、翌日から数日先の受け渡しを対象とした日次物が大商いとなった。今週後半に寒波再来が予想されるなか、超期近でのヘッジニーズが急速に高まったとみられる。24年3月6日の受け渡しでは、合計60MWのベースロードが約定。価格は11.00円と、JEPX翌日渡しのスポット市場における東京エリアの24時間平均である13.43円を2円以上下回った。さらに、3月7日および8日の受け渡しでは、それぞれ40MWと260MWのベースロードが約定された。価格は7日が12.40円、8日が13.00~13.30円だった。一営業日で日次物の約定量が360MWに達するのは、極めて異例。
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