7月第1週軽油小売市況=埼玉県が146.7円で最安値、全国平均153.5円
資源エネルギー庁がまとめた4日現在の全国軽油小売価格は、前週比1.2円安の153.5円だった。5週ふりの値下がり。原油安や補助金効果もあり、ENEOSや出光興産など元売り各社は仕切り価格を引き下げ、小売業者間にも浸透したようだ。
複数の市場関係者によると、ENEOSの小売向け軽油販売量は6月分が前年比1%減とされ、関東地区は小幅ながら前年を上回ったという。補助金の価格上昇抑制効果が働き、大幅な減販には至っていない。資源エネ庁の試算では補助金がなかった場合、店頭価格は190円近くまで上昇していた可能性もあったという。
地区別では、複数の高速道路や幹線道路が走る埼玉県が前週比2円安の146.7円と全国最安値。激戦区の東北道浦和から蓮田IC周辺を見ると、系列店の店頭価格は137~139円、量販PB店は135円前後に販価を設定している。
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