丸紅エネ=「B30燃料」の実証実験を開始、阿蘇くまもと空港で
丸紅エネルギーは、4月1日から阿蘇くまもと空港内でJALの作業車両に高純度バイオディーゼル燃料を30%混合した軽油「B30燃料」の使用を始めた。同社は高純度バイオディーゼル燃料事業者連合会に加盟しており、今回の使用は同連合会主体の実証実験となる。品確法ではバイオディーゼル燃料5%を混合したB5燃料の使用が認められており、B30%燃料の使用は国内初。経済産業省から3月14日付で大臣認定を取り、試験利用が可能となった。
この実証実験では、丸紅エネが全体をサポートしながら地場大手の東光石油に軽油を供給。東光石油は熊本いいくに県民発電所で精製された高純度バイディーゼル燃料を軽油に30%混合し、B30燃料を製造する。配達された燃料を熊本空港給油施設がJALに供給する流れだ。
丸紅エネは2021年4月に経営企画部事業企画課を「新規事業デザイン部」として独立させ、将来のビジネス創造と実現を検討する専門部署とした。今回の実証実験は新規事業デザイン部が中心となって行う。
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