東名阪ガソリン小売市況=東京都が0.6円、大阪府は2.6円の値上げ
資源エネルギー庁が19日発表した全国小売価格によると、17日現在の東名阪地区レギュラーガソリンは、東京都が前週比0.6円高の170.1円、愛知県は同2.6円高の166.4円、大阪府が同3円高の169.3円と、さらに値上がりした。ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングは原油価格の上昇を受け、仕切り価格を引き上げており、小売業者間で店頭価格の見直しが拡がった。3社は1月第2週分を5円、第3週分を2円引き上げており、第4週分も2円の追加値上げを発表済み。
首都圏では、神奈川県が同0.4円高の163.6円、埼玉県が同3.1円高の163.6円、千葉県が同2.2円高の165.3円。中京地区も岐阜県が同2.3円高の169.5円、三重県が同1.0円高の167円。
関西地区も底上げが顕著。京都府が同2.7円高の172.6円、兵庫県が同2.5円高の164.8円となった。
全国平均は2週連続で値上げとなり、前週比1.9円高の168.4円に達した。政府は昨年11月19日、7年ぶりの高値で推移しているガソリン小売価格の上昇抑制案として、170円を超えた際に元売り各社と輸入業者に最大5円の補助金支給を決めた。期間は12月13日から今年3月末までとし、市場では「平均価格170円」が注目されている。今回は補助金支給の対象から外れているが、翌週以降に170円を突破する可能性が高い。
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