LPG=1月10~14日:相場は強含み、2月着プロパンの買い気が堅調
CFR極東:
先週の極東着相場は堅調な買い気に伴い上昇。Rim Asia Indexは13日時点で、プロパンが789.00ドルと7日比20.00ドル高、ブタンが759.00ドルと同20.00ドル高。2月着で、トレーダー勢や米メジャー1社など複数の買い手がスポット市場でプロパン単体を物色し、成約も聞かれた。欧メジャー1社は2月前半着プロパン2万3,000トンを13日に手当てしたと伝えられた。日本元売り1社は2月後半着プロパン2万3,000トンを2月極東着市況対比23ドルのプレミアムで購入したもよう。加えて、欧トレーダー1社も2月後半着プロパン4万6,000トンを調達したようだ。
FOB中東:
2月CPはプロパン745ドル前後、ブタン715ドル前後と予想されている。複数の売り手が2月積みプロパン/ブタン同率玉のスポット販売を検討中。日本元売り2社や日本商社1社、英メジャー1社が2月積みプロパン/ブタン各2万2,000トンを販売可能と伝えられた。中東産ガス社もスポット販売余地を抱えており、カタール国際石油製品販売会社(QPSPP)は2月後半積みの販売入札を実施した。一方、2月積みプロパン単体とプロパン/ブタン同率玉で、ともに潜在的な需要が見込まれるものの、いまのところ積極的な買い手は見出しにくい様子。
日本国内:
1月渡し京浜の陸上相場はプロパンが91,100~91,600円、ブタンが90,600~91,500円に下落した。元売り1社がプロパン、ブタン91,000円台前半~半ばでスポット供給したことを受けて、ディーラー勢がこの玉を担ぎスポット販売を積極的に展開した。また、中京でも、プロパン、ブタンともに91,000円台前半~91,000円弱でディーラー間の成約があったもよう。