京都市交通局=22年1~3月バス向けアドブルー入札、前期から急上昇
京都市交通局が21日、22年1~3月納期の市バス向け尿素水アドブルー4万2,000リットルを対象とした一般競争入札を実施した。リットルあたりタンクローリー届け70円で南海化学が落札した。前期比19.8円高と、落札価格が急上昇した。
南海化学がアドブルーの供給を受けるとみられる三井物産プラスチックが12月から仕切り価格をリットルあたり15円引き上げた。販売元の値上げが需要家に浸透した。
また、このところのアドブルーの品薄で供給不安が高まったことから、前期分を落札した上原成商事が今回の入札に参加しなかった。競争が原理が働きづらかったことも落札価格を押し上げる要因となった。
※『CROSSVIEW軽油』第91号(21年12月21日発行)でアドブルー関連記事「伊藤忠エネ値上げ第2弾、原料高を転嫁、三井化学の増産尿素は輸入超え」を掲載しています。
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