名阪地区ガソリン小売市況=愛知と大阪、3週連続の値下げ
資源エネルギー庁が22日発表した全国小売価格によると、20日現在で愛知県のレギュラーガソリン小売価格は前週比0.5円安の161円と、3週連続の下げとなった。ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングなど元売り各社の系列向け仕切り価格引き下げを織り込み、小売業者間で店頭価格の見直しが進んでいる。第3週が6.5円下げ、第4週が2.5円上げとなったが、6.5円下げのインパクトが大きい。近隣県では、三重県が前週比1.2円安の163.9円、岐阜県が同0.9円安の165.5円、静岡県が同1円安の164円。
関西地区でも値下げが浸透。大阪府は前週比1.4円安の166.2円と、愛知県同様に3週連続の値下がり。京都府は同2.3円安の168.8円、兵庫県も同0.7円安の162.4円。
全国平均価格は6週連続で値下がりし、前週比0.8円安の165.1円となった。政府は11月19日、7年ぶりの高値で推移しているガソリン小売価格の上昇抑制案として、170円を超えた際には元売り各社と輸入業者に最大5円の補助金支給を決めた。期間は今月13日から来年3月末までとし、市場では「平均価格170円」が注目されている。今回の発表価格は補助金支給の対象から外れている。
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