三井物産プラ=アドブルー受注再開も需給緩和は期待薄
三井物産プラスチックが16日、20日午前10時より専用システムでのアドブルー受注を再開すると、販売店各社に通知した。対象荷姿はバックインボックス(BIB)、プラスチックドラム(PD)、中型バルクコンテナ(IBC)。
三井物産プラは、このところのアドブルー需給の逼迫でオーダーが殺到したため、6日付けで受注業務を一旦停止していたが、こうした品薄状況が改善したわけではないようだ。
このため過去1年間の出荷実績に基づきシステムを制御し、過去実績を大きく上回る数量の注文は受け付けない。地域や荷姿によっては納期が長期間先延ばしになる可能性もあるという。
三井物産プラの受注再開で需給の緩和を期待する声は小さい。「再開と同時に注文が殺到し、十分な出荷は見込めない。需要家に受注再開を案内できない」とする販売店もみられた。
※『CROSSVIEW軽油』第90号(21年12月6日発行)でアドブルー関連記事「~三井化学が尿素増産も中国輸入減補えず、経産省「状況注視」~」を掲載しています。
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