HySTRA=「すいそ ふろんてぃあ」、国内満載試験航海を終了
HySTRAは13日、液化水素運搬船「すいそ ふろんてぃあ」が日本近海で約3週間の満載試験航海を完了したと発表した。これは、液化水素荷役実証ターミナル「HY touch神戸」で液化水素の各種機器作動試験と荷役試験を終えたあと、カーゴタンクに液化水素を満載して試験航海を実施、日豪間往復国際航路のほぼ片道に相当する距離を走破したことになる。今後、外航に出るにあたり国際船としての許可申請を行い、豪州に向けて出航する。具体的な日程は未定だが、担当者によると、今年度下期の運航予定に変更はないという。 HySTRAは、褐炭を有効利用した水素製造、輸送・貯蔵、利用からなるCO2フリー水素サプライチェーンの構築に対し、2030年頃の商用化に向け、技術確立と実証に取り組む企業団体。豪州ラトロブバレーでの褐炭ガス化・水素精製、ヘイスティングス港での水素液化・液化水素貯蔵、豪州から日本への液化水素海上輸送、日本での液化水素荷役を2020年~2021年に実証を目指している。組合員は、岩谷産業、川崎重工業、シェルジャパン、電源開発、丸紅、ENEOS、川崎汽船の7社。 【会社HPより】
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