7月第4週のSS軽油市況=8週連続値上げ、東京は前週比2.2円高
資源エネルギー庁が28日に発表したSS軽油小売価格によると、7月第4週の26日現在、全国平均価格は前週比0.1円高の消費税込み138.3円と、8週連続の値上げとなった。元売り各社は卸価格を引き下げたものの、コスト転嫁の遅れから小売業者は値上げ志向を強めている。ENEOSや出光興産、コスモ石油マーケティングは22日以降の卸価格も前週比0.5円引き下げ済み。29日以降の仕切り価格もENEOSや出光は引き下げているが、お盆商戦に向けて小売業者の値下げは限定的となりそうだ。
地区別では、東京都が前週比2.2円高の142.2円まで値上がり、首都圏で独歩高。千葉県は134.6円、埼玉県は131.4円、神奈川県は133.2円で推移している。その他の軽油大消費地では、北海道が前週比0.4円高の139.9円、愛知県が同0.3円安の135.9円、大阪府が同0.4円安の137.8円。
石油連盟によると、7月18~24日に元売り各社から出荷された軽油は全国ベースで1日あたり7万364klと、前週比4%のマイナス。前週同様に先高の一服感が拡がり、卸業者や小売業者間で引合いは抑制されたようだ。
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