24日 原油は小幅上昇、前日の反発が一服
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(6月限)は前日終値と比べ2セント高の83.38ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(6月限)は同1セント高の88.43ドル/バレルと、いずれも小幅上昇。
24日アジア時間午前の原油取引相場はわずかに上昇。23日に反発を見せた原油相場の上げが一服。わずかに上昇したものの、ほとんど動きのない相場となった。前日までの値動きについて、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは、19日に起こったイスラエルのイラン空爆疑惑が一巡したため、「先々の需要増加を見越し、ダウ先物市況も反発。連動して株価、原油相場も追随した」と指摘。そのうえでこの日の相場について「上げが一服したものの、いまだ上昇基調のさなか」と伝えた。
今後の原油相場に対し同氏は、5月下旬から米国ではガソリン需要期に入るため、「日本時間の本日発表される米石油協会(API)の週間統計、明日発表予定の米国エネルギー情報局(EIA)の週間原油在庫がひとつの目安となる」と見方を示した。
日経平均株価は前日比735円97銭高の3万8,288円13銭で推移している。ドル円相場は1ドル=154.8円と、前日の17時時点(154.82円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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