21日 原油は上昇、米国経済の先行きを楽観視
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(5月限)は前日終値と比べ48セント高の81.75ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(5月限)は同54セント高の86.49ドル/バレルと、いずれも上昇している。
21日アジア午前時間の原油相場は上昇。米国経済の先行きに安堵が広がり、石油需要の回復期待につながっている。米連邦公開市場委員会(FOMC)が20日に終わり、「年内に実施される見通しの利下げの確度が高まった」と、楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリスト(=写真)は指摘した。これを背景とした対ユーロでのドル安や、株高環境も原油の買いを促しているという。また、米国の石油在庫が減少したことも、強材料視されているようだ。米エネルギー情報局(EIA)が20日に発表した週報によると、先週末15日時点の原油在庫は前週比200万バレル、ガソリン在庫は同330万バレルそれぞれ減少した。
日経平均株価は祝日前19日比540円56銭高の4万544円16銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.38円と、19日の17時時点(150.26円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):176.12 (↑0.73)
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