22日 原油は小動き、株高も上昇一服感が台頭
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(4月限)は前日終値と比べ1セント安の77.90ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は同4セント安の82.99ドル/バレルと、いずれも小動きとなっている。 22日アジア午前時間の原油市況は小動き。22日はアジア主要株価指数である「日経平均株価」が前日終値から600円以上上昇。一時、バブル期の1989年12月29日に記録した3万8,915円87銭を超えた。このため、「株高の動きと連動して、リスク資産である原油に資金が流入している」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミスト)。ただ、21日米国時間にかけてWTI原油先物相場は上昇しており、「アジア時間では上昇一服感も台頭しているようだ」と上野氏は指摘した。なお、来週の価格動向として「様子見ムードが強い反面、相場は高止まり傾向が続く」と上野氏は述べた。引き続き中東情勢を巡る地政学リスクがくすぶっているほか、米国の経済指標の発表が複数控えている。 日経平均株価は前日比556円50銭高の3万8,828円66銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.35円と、前日の17時時点(150.15円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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