20日 原油はまちまち、強弱材料入り乱れ
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は先週末終値と比べセント26セント高の79.45ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(4月限)は前日終値13セント安の83.43ドル/バレルと、いずれも小幅な値動き。 20日午前の原油相場はまちまちとなっている。WTIは20日に納会を控え、持ち高調整の売りが入っている。一方で、19日にイエメンの武装組織フーシ派が小型貨物船を攻撃した。乗組員が無事に救出されたと伝えられたものの、エネルギー・金属鉱物資源機構の野神隆之首席エコノミストは、「エネルギーの供給懸念が払拭されないことが、相場を下支えしている」と述べた。20日には、中国中央銀行が住宅ローンの指標金利である5年物のローンプライムレートを市場予想の4.1%から3.95%に大幅に引き下げた。さらに、中国の春節休暇が明け、中国経済が活発化するとの見方が寄せられたものの、「現状では強弱材料が入り乱れており、様子見気運が強い」(同氏)。 日経平均株価は前日比21円48銭安の3万8,448円90銭で推移している。ドル円相場は1ドル=150.3円と、前日17時時点(149.98円)からドル高・円安方向に振れている。
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