11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(3月限)は前日終値と比べ33セント安の77.49ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同38セント安の82.49ドル/バレルと、いずれも反落している。
31日アジア時間午前の原油相場は反落。エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「30日にWTI原油相場が1ドル以上上昇したことを受け、利益確定の売りが先行している」と伝えた。また、サウジアラビアのエネルギー省が最大石油生産能力を日量1,300万バレルから1,200万バレルに引き下げるようサウジアラムコに通達したため、サウジアラビア国内の石油需要が頭打ちとの見方が台頭している。これが弱材料となっているようだ。
ただ、「米国とイラン間の緊張が高まっていることや、中国の非製造業の購買担当者景気指数(PMI)が事前予想を上回ったことなどが、相場の下げ幅を抑えている」(同氏)との指摘も寄せられた。
日経平均株価は前日比188円90銭安の3万5,876円96銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.63円と、前日17時時点(147.24円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):169.37 (↓1.10)
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