19日 原油は反落、利益確定の売りで
(訂正)11時30分付け羅針盤の記事中、WTI、ブレント、為替に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。 11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ4セント安の74.04ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は前日終値と比べ21セント安の78.89ドル/バレルと、いずれも反落している。 19日アジア時間午前の原油は軟調。18日米国時間でWTI、ブレントいずれも1ドル以上値上がりしたため、反動から売りが入っているようだ。野村證券の高島雄貴エコノミストは「2024年の原油の需給バランスは緩みやすい」とし、基調として弱含む傾向と指摘した。米国の景気後退や産油国の協調減産の実効性が薄れている点が背景にあるという。 なお、国際エネルギー機関(IEA)が18日に発表した月報で、2024年における世界の石油需要予測を日量124万バレル増と、前回の予想から同18万バレル上方修正している。高島氏は足元の原油相場について「IEAの月報の影響がどの程度続くのかがポイントのひとつ」との見方を示した。 日経平均株価は前日比565円66銭高の3万6,031円83銭で推移している。ドル円相場は1ドル=148.37円と、前日の17時時点(147.77円)と比べドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):164.63(↑0.75)
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