18日 原油は上昇、中東情勢にらみ底堅く推移
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ20セント高の72.76ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同7セント高の77.95ドル/バレルと、いずれも上昇している。
18日アジア時間午前の原油相場は上昇。緊迫する中東情勢への警戒感が根強く、地政学的リスクの高まりを背景とした底堅い推移が続いている。また、北米ノースダコタ州などで、「寒波の影響により産油量が減少したことも強材料」と、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は指摘した。石油輸出国機構(OPEC)は17日に発表した月報で、2024年における世界の石油需要の見通しを日量225万バレル増に据え置いた。OPECは翌2025年にも堅調な石油需要が見込まれるとの見方を示すなど、「前月と同様に強気の姿勢が表された」(同氏)。18日には、国際エネルギー機関(IEA)の月報が公表される。
日経平均株価は前日比189円15銭高の3万5,666円90銭で推移している。ドル円相場は1ドル=147.94円と、前日の17時時点(147.88円)と比べややドル高・円安方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):163.88 (↓0.56)
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