13日 原油は反落、利益確定の売りで
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(2月限)は前日終値と比べ5セント安の82.59ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(3月限)は同4セント安の84.63ドル/バレルと、いずれも反落している。 13日アジア時間の原油相場は利益確定の売りで小幅下落している。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之首席エコノミストは「原油相場は2021年末から上昇し続けており、天井感を強めたプレーヤーによる利益確定の売りがみられた」と指摘した。ただ、新型コロナウイルスの変異種である「オミクロン株」の経済への影響は少ないとの見方が浮上したことに加え、ナイジェリア、リビア、エクアドルの油田で生産が減少した影響で、需給引き締まり感が台頭しており、相場の下げは小幅に抑えられた。
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