17日 原油は小動き 利益確定売りが台頭
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(10月限)は前日終値と比べ3セント高の72.64ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(11月限)は同4セント高の75.71ドル/バレルと、いずれも小動きだ。 17日のアジア時間内の原油相場は様子見が大勢。野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「上げが先行したため、利益確定売りが出やすい」との見方を示した。前日の欧米時間内の原油相場は、約1ヶ月ぶりの高値を付けた。このほか、ハリケーン「ニコラス」による被害が限定的だったため、パイプラインや電力の復旧が早期に再開するとの見方から、需給逼迫への懸念が後退した。もっとも、米国では10月にかけてはハリケーンが頻繁に襲来する時季に入るため、「目先の原油相場は支えられやすくなる」と付け加えた。
日経平均株価は前日比153円97銭高の3万447円31銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.88円と、前日の17時時点(109.36円)と比べドル安・円高方向に振れている。
|