11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ24セント高の70.29ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同22セント高の72.44ドル/バレルと、いずれも一段高となっている。 米エネルギー情報局(EIA)は現地8日に発表した月報で、WTI原油とブレント原油の相場見通しを前回の予想から5.0%と4.7%それぞれ引き上げた。欧米における経済活動の再開に伴い、景気の回復見通しが強まった。この結果、9日のアジア時間の原油相場も堅調な買い気を映し、上値を追う展開となっている。さらに、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員(=写真)は「外国為替がドル安・ユーロ高に振れ、ドル建て原油に割安感が生じ買われやすくなっている」と述べた。石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国主要国で構成する「OPECプラス」は段階的に減産を縮小するが、需要の高まりが供給増を上回ると予想されている。同氏は「WTIは72ドル、ブレントは75ドルまでゆるやかに上昇しやすい地合いが続くだろう」との見方を示した。 日経平均株価は前日比75円49銭安の2万8,888円7銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.43円と、前日の17時時点(109.52円)と比べややドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):113.59 (↓0.50)
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