8日 原油は続落、株価指数の下落を受け
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ52セント安の68.71ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同55セント安の70.94ドル/バレルと、いずれも続落している。 米ダウ先物をはじめ米国の主要株価指数の下落に伴い、8日のアジア時間で同じリスク資産である原油相場は続落している。またこのところの原油価格の高騰から、需要家が高値警戒感を示していることも相場に下方圧力を加えている。楽天証券経済研究所の吉田哲コモディティアナリストは「今の米国市場にはWTI原油価格が70ドルを超えるような力強さは見られないうえ、原油価格の高騰はエネルギー供給の減少、延いては経済回復の妨げとなるという考えから売りが先行している」と指摘した。 日経平均株価は前日比83円55銭高の2万9,102円79銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.35円と、前日17時時点(109.43円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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