11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は先週末終値と比べ20セント安の69.42ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同26セント安の71.63ドル/バレルと、ともに反落している。
4日に発表された5月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比55万9000人増加したことで、雇用増による景気回復期待の高まりから米株価が上昇。株と同じリスク資産である原油は買われた。ただ、週明けのアジア時間帯に入り、野村證券の大越龍文シニアエコノミストは「WTIが70ドル近辺を試した辺りで利食いの動きが入り、相場は下落している」と述べた。また、同氏は「今週発表の石油輸出国機構(OPEC)などによる月報の結果待ちで、市場は様子見になるだろう」と付け加えた。さらに、イラン核合意の修復が進んだ場合には、イラン産原油の供給増加によって原油先物は下落し、OPECおよびOPEC非加盟国によって構成されるOPECプラスの減産体制も維持される公算が大きいもよう。
日経平均株価は先週末比51円65銭高の2万8,993円17銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.54円と、先週末の17時時点(110.18円)と比べドル安・円高方向に振れている。
◎リムエネルギー総合指数22種(レックス22、2010年平均=100):115.31 (↑0.88)
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