4日 原油は続落、米ガソリン需要減やアジア株安で
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ46セント安の68.35ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同54セント安の70.77ドル/バレルと、いずれも続落している。 原油相場は、売りが優勢となり弱含んでいる。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油統計によると、5月28日時点のガソリン在庫は前週比150万バレル増加しており、需要減が弱材料視された。ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、「米国では今週からドライブシーズン入りしたにもかかわらず、ガソリン需要がそれほど伸びないのではとの見方が原油の売り材料となった」と指摘している。 また、4日のアジア時間では日本をはじめ、韓国、台湾、中国などの株式相場が下落しており「株と同じリスク資産の原油も売られている」(同氏)。 日経平均株価は前日比184円59銭安の2万8,873円52銭で推移している。ドル円相場は1ドル=110.18円と、前日の17時時点(109.84円)と比べドル高・円安方向に振れている。
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