3日 原油は上値追い、API在庫の大幅減が牽引
11時15分現在、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(7月限)は前日終値と比べ42セント高の69.25ドル/バレル、インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(8月限)は同43セント高の71.78ドル/バレルと、上値追いの展開となっている。 米石油協会(API)が現地時間2日に発表した週間統計によると、米原油在庫が前週比536万バレル大幅に減少した。米国では夏場のドライブシーズンが始まったうえ、新型コロナワクチン接種が進むなか、個人旅行における自動車や航空機需要のさらなる増加を期待する声が浮上している。国内アナリストは「予想以上に石油製品が同国で消費され、(原油は)買われた」と指摘した。さらに、アジア時間3日の夜に発表予定の米エネルギー情報局(EIA)の週間石油統計でも、API同様に原油在庫が減少すればさらに買われる可能性が高いようだ。同氏は「引き締まりやすい基調が続くだろう」と付け加えた。 日経平均株価は前日比143円98銭高の2万9,090円12銭で推移している。ドル円相場は1ドル=109.64円と、前日の17時時点(109.77円)と比べドル安・円高方向に振れている。
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