シンガポール陸上交通庁(LTA)によると、2023年の商用バン車(バン)の登録台数は、電気自動車(EV)が1,451台となり全体の半数を超える52.6%を占めた。ただ、EVの全体の登録数は22年の1,484を下回った。
ブランド別では、中国BYDが310台と22年に続きトップを維持した。中国Shinerayが218台、仏シトロエンが156台、独オペルが136台、中国DFSKが118台、トヨタ並行輸入車が117台と続いた。
シンガポール政府が昨年4月にEVバンに対する課税額を3万シンガポールドル(SGD、2万2,300米ドル)から1万5,000SGDに削減した影響が大きい。国内でEV充電器の数が大きく増えていることも要因として挙げられる。
シンガポールの住宅開発庁(HDB)が管理する公団住宅の駐車場だけで、充電ポイントの数は今年1月現在、700カ所・合計2,400台を超えた。政府は25年までに、HDB公団駐車場2,000カ所を対象に少なくとも合計1万2,000台の充電器を設置することを計画している。
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