中国=2022年2回目の低硫黄重油の輸出割当量は325万トン
中国における2022年の2回目となる低硫黄重油(LSFO)の輸出割当量は、325万トンとなった。中国石油化工(シノペック)に181万トン、中国石油天然気(ペトロチャイナ)に116万トン、中国海洋石油(CNOOC)に25万トン、中国中化(シノケム)に1万トン、浙江石化(Zhejiang Petrochemical)に2万トンがそれぞれ割り当てられた。今年のこれまでのLSFOの割当量は、前年比21.9%増の975万トンとなっていた。 中国の製油所では1~4月、LSFOの生産量が前年同期比45%増の462万トンとなった。原油相場の高騰を受け、LSFOの相場も急上昇した。このため中国の石油精製会社の精製マージンは大幅に良化したことで、精製各社が生産量を増やした。 4月末の時点で複数のエネルギー企業は、輸出割り当ての90%前後を消費している。今回の2回目の輸出割当量が5月上旬に公開されることから、これら輸出割り当ての使用を進めている中国企業によるLSFOの生産と供給は、今後も継続して高い水準にとどまると見られる。
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